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コラム

【後悔しない家創り 構造編】チェックリストを公開!

家創りは生涯一度の大切な資産創りでもあります。

注文住宅を建てる際、構造や設備、デザインなど、様々な項目をお客様ご自身で決めていかなければなりません。

家創りの基準が分からなくなってしまったり、家族間で家創りの優先順位が食い違ってしまうこともあるかもしれません。

そんな時に役立つのが、「後悔しない家創りチェックリスト」です。

今回は、後悔しない家創りの構造に関するチェックポイントを紹介していきます。

注文住宅で家創りをご検討されている方は、是非参考にしてみてください。


【後悔しない家創り 構造編】チェックリスト一覧

1.耐震性能について

□ 耐震等級を確認しましょう。理想は耐震等級3以上と言われています。

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「耐震等級」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

その中でも「耐震等級3」は最も高い評価とされています。

耐震等級1よりも1.5倍高い耐震性能であり、震度6強~7程度の強い地震に見舞われても、被害が小規模で抑えられるとも言われています。

自然災害に負けない家創りのために、耐震等級を確認することをオススメします。


2.断熱について

□ 断熱等級がZEH水準を満たしているかを確認しましょう。

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断熱等級は、数字が大きいほど、断熱性能が高いことを指します。

断熱等級の基準は年々高くなっており、2025年以降に新築する住宅では、断熱等級4以上、2030年には断熱等級5以上の義務化が決まっています。

家創りを検討されている方から、どの断熱等級を選べば良いのか分からないとの声をお聞きします。

ブルースタイルでは断熱等級5以上を推奨しております。2030年に義務化される水準は、2024年時点でもこれから家を建てる際には、実現しておきたい等級でもあります。

ブルースタイルの注文住宅「FOREST」では、壁や天井に高性能断熱材「セルロースファイバー」を 標準仕様としています。
施工性も良く隙間なく充填できるため、高い断熱効果が得られます。
さらに、木質繊維特有の吸放湿性で適度な湿度を保てるため、湿気に強い家になります。

また、床下断熱材は、65mmの厚みがあるミラフォームを採用しています。
床下の断熱をしっかり施工することで、冷気や暖気をお家の中に伝わりにくくし、空気を外に逃がしません!

他にも室内を快適にする高性能な断熱サッシも標準仕様とするなど、家全体の断熱性能を高めています。

断熱材に関する詳細なチェックリストは、またの機会に、オンライン記事でご紹介していきます。

3.床構造について

□ 床構造の厚みはどれくらいあるかを確認しましょう。

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床は厚みがあるほど、地震の揺れによる変形を抑えてくれると言われています。

ブルースタイルの床構造は、1階は24mm +15mm の計39mm の2重床厚構造が採用され、65mm 厚の断熱材が標準で組み込まれています。
2 階は24mm+12mm+15mm と計51mm の3重床厚構造が採用されています。

床構造の厚みは、耐久性と快適性を兼ね揃えた家に欠かせません。

また、地震のねじれに対して最も効果を発揮するのが床構面と言われています。
一般的に床構造は、1.82m×0.91m のピッチで組まれますが、ブルースタイルの注文住宅 FORESTでは、0.91m×0.91m でマス目状に組まれるため、非常に高い強度を実現しています。

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ブルースタイルは、地震大国の日本で、安心して暮らせるための構造を、追求し続けています。

4.基礎について

□ 基礎のコンクリート強度を確認しましょう。

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住宅における基礎は、建物の安定を保つ重要な要素です。

基礎がしっかりしていないと、建物の重さに負けて家が傾いてしまったり、倒壊してしまうリスクが高くなってしまいます。

そこで基礎のコンクリートの強度を確認することが大切です。

通常コンクリートの強度は21N/mm²ですが、ブルースタイルは、法定基準以上の24N/mm² と強度にこだわっています。

さらに強固な地盤を作るため、基礎は全てベタ基礎を採用しています。砕石を敷き、プレートでしっかりと転圧をかけ締め固めていきます。

また木造住宅ではしっかりとした床下換気が必要です。自然の気流を利用した全周換気で、床下全域を乾燥させる基礎パッキン工法で効率良く床下の換気をしています。

家創りの際は基礎のつくりをしっかり確認することが大切です。

5.素材について

□ 家創りの建材を確認しましょう。

土台や大引き、柱等、構造の素材を確認してみることも大切です。ブルースタイルが推奨する建材は、強度が高く、害虫にも強い天然の桧です。
桧には虫を寄せにくくする「テルピネオール」という成分が含まれており、建築基準法でも防腐防蟻処理が免除されている木材です。
含水率を抑えた無垢材を使用することで、強固な構造と耐久性に優れた家創りを実現することができます。

ブルースタイルでは含水率15%の貴重な桧材を使用した家創りを行っています。

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また、桧は無垢材の中でも劣化しにくい建材ですが、中心部の「芯持材」を使っているかも素材選びに重要なポイントになりますので、確認しておきましょう。
芯持材は、その名の通り木の「芯」部分を含む木材で、強度や硬度が高いのが特徴です。


□ 梁材などはたわみに強い天然木かをチェック。

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梁に天然無垢材を使用することで、強度の強い家創りが可能になります。

例えば、米松材は粘り強く上からの荷重を分散させるという性能に優れています。また、乾燥させて含水率を20%以下に抑えることで強度のある梁となります。

人気の高い吹抜け空間で、梁は大活躍。 強度を保ちつつ、梁を見せる空間デザインを楽しむ素材でもあります。

まとめ

今回は【後悔しない家創り 構造編】チェックリストをご紹介しました。

明治14年から、注文住宅を創り続けている工務店の視点から、本当に後悔しない家創りのチェックリストを今後もご紹介していきます。

家創りに関する専門用語が分からない、家創りの準備や始め方が分からない等、お悩みの際は、お気軽にブルースタイルへご相談ください。

皆様の不安や悩みを解消できるよう、お手伝いさせていただきます。