Blue Style Online
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注文住宅のプロが「理想の住宅を建てる方法」「知っておきたいポイント」など、お役立ち情報をお届けします。
家創りにおいて、外観デザインは非常に重要です。
おしゃれな見た目なだけでなく、経年劣化に強く、メンテナンスも簡単な外壁にしたい!と考える方も多いのではないでしょうか。
今回のブルースタイルオンラインでは、ブルースタイルが全邸で標準仕様として採用しているALC外壁材「パワーボード」について、その特徴やメリット・デメリットを詳しくご紹介します。
ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)は、「軽量気泡コンクリート」と呼ばれるコンクリートの一種です。
主な原料はセメント、珪石、生石灰、発泡剤のアルミ粉末で、一般的なコンクリートの1/4の軽さが特徴です。このALCを板状に成形したものが「ALCパネル」と呼ばれ、外壁だけでなく屋根や床、間仕切りにも使用されます。
高層ビル、ショッピングセンター、倉庫など、多様な建築物に採用されています。
パワーボードは、旭化成が販売する木造住宅専用の外壁材「ヘーベルパワーボード」を指します。一般的な外壁材の耐久性の目安が30年といわれているのに対し、パワーボードは適切なメンテナンスを行えば60年程度交換不要で使用できる高い耐久性を誇ります。また、断熱性、遮音性、防火性、防災性に優れ、安心して住み続けられる住宅を実現できます。
パワーボードは物性による経年変化が極めて少なく耐久性に優れています。最大級の台風に耐えうるほどの強度があり、
ほかの外壁材より軽い分、建物にかかる負担が少なく、地震のダメージを受けにくい点も魅力です。
パワーボードは火や熱に強いコンクリート系外壁材。無機質の珪石を主成分とするため、火や熱に強く、発火の心配がありません。
煙や有毒ガスも発生せず、パワーボード内部の気泡が細かい空気層をつくり、熱の広がりを抑えます。
パワーボードの厚さは37mmで、通常のサイディング(16〜18mm)よりも厚く、断熱性はサイディングの約6倍、モルタルの約20倍と言われています。
夏の暑さや冬の寒さから室内の温度環境を守るだけでなく、調湿性にも優れているので、結露の発生を抑制する効果が期待できます。
パワーボードは、ビル建築の遮音壁や遮音床にも採用されるほど遮音性に優れています。
パワーボード単体で約30dBの騒音を低減し、外部の騒音や内務の音漏れを防ぎます。
パワーボードは、素材がセメントであるために、そのままでは吸水性が高く、水を吸い込んでしまいます。そのため、パワーボードは防水性のある塗料でしっかりと塗装することが大切です。
高機能な外壁材のため、価格は他の素材よりも高めに設定されています。しかし、長期間交換なしで使用できることやメンテナンス性を考えると、コストパフォーマンスは決して悪くありません。
シーリング(防水などを目的とした詰め物)のひび割れや痩せが見られる場合は、雨水の侵入を防ぐため塗装が必要です。劣化すると、割れた隙間から雨水が侵入するので注意しましょう。
パワーボードの施工方法は、シーリングが露出してしまうサイディングとは異なり、塗装していないパネルを現場で貼り付けて隙間をシーリングで埋め込んでいきます。そして最後にコーティングするように塗装していきます。
シーリングが露出しないことで、外壁のメンテナンス回数を10~15年に1度と低い頻度にすることができます。
表面を指でなぞった際に白い粉が付着する「チョーキング現象」が見られた場合、塗装の劣化が進行しているため、再塗装が必要です。
チョーキング現象が起きている状態はパワーボードが水分を吸収しやすくなっているので、速やかにメンテナンスしましょう。
明らかな変色や黒・緑色の汚れが目立つ場合は、紫外線や湿気の影響を受けている可能性があります。アフターサービスなどの無料点検で適切な塗装メンテナンスなどを相談しましょう。
高い遮音性能により、外部の騒音を軽減できます。また、ペットの鳴き声や楽器の音漏れが気になる方にも最適です。
ブルースタイルはセルロース断熱材を採用しているため、パワーボードと組み合わせることで、さらに静がで快適な暮らしが実現できます。
パワーボードは酸化に強く、適切なメンテナンスを行えば60年以上の耐用年数があります。さらに、火や熱に強いため、家事などで家が直接炎にさらされても、内側は引火危険温度まで上がりにくく、延焼の危険性を減らすことができます。
※風向きや風速など風の条件は含まれていません。
火に強い外壁は家族の安全を守ることにつながります。
真夏の直射日光にさらされる外壁の表面温度は非常に高く、通常はその熱が屋内に伝わり家全体に熱気がこもります。
パワーボードの場合、表面温度が裏面に伝わりにくいため、屋内の冷房効率が高まり省エネにつながります。
断熱性能が高いことで、冬場は高齢者にとってリスクの高いヒートショックの予防にも効果的。
廊下やトイレなど居室以外の空間との温度差が少なくなり、急激な血圧の変化によるヒートショックを抑えます。
パワーボードは珪石・石灰・セメントなどの自然素材を使用した無機建材です。外壁材ですが、シックハウス症候群の原因物質である有機化合物は一切含みません。
また、発売を開始した1980年から、パワーボードは開発当初より一切アスベストは使用しておりません。
パワーボードから生まれるヘーベルパウダーは、環境にやさしい原料でありつつ多孔質がもたらす高い吸放湿性能が住環境の快適性向上にも役立っています。
パワーボードは、環境と人に優しい自然素材の家を建てたい方におススメの外壁材です。
パワーボードは様々な外観デザインを楽しむことができます。高級感のある上品なデザインから、スタイリッシュ、モダン、ナチュラルテイストなど、目地や独特の模様を活かすことで多様な表現が可能です。塗装色や屋根の形、窓の配列などを組み合わせることで、自分好みの外観デザインを実現できます。
パワーボードは「デザイン性」「遮音性」「耐久・耐火性」「断熱性」など多岐に渡り高性能な外壁材です。
パワーボードの断熱性能や遮音性能は、坂戸のモデルハウス「LIBERO」川越のモデルハウス「FIESTA」体験することができます。
ブルースタイルが建てる家は全棟、標準仕様でパワーボードを採用しています。「おしゃれな外観の家を建てたい」「高性能な家創りをしたい」そんな方は、ぜひブルースタイルへご相談ください。