コンシェルジュ春原ブログ

縁側って落ち着きます

こんにちは、Blue styleの春原です。

前回のBlog記事=静岡市東海道広重美術館のお隣、

由比本陣記念館「御幸亭」のご紹介です。

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明治天皇が三度ご小休(ちょっと休憩)され、その離れ座敷を復元した建物です。

和瓦に銅板屋根、と伝統的な和風建築で、

正面から見ると屋根のうえにもう一つ屋根が重なっている「越屋根」の重厚感。

前庭の池に、松やもみじの緑が映えています。

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前庭も素晴らしかったのですが、奥庭がまた良かったです。

最初にこの縁側に案内されて、スタッフさんが煎茶を出してくれます。

奥庭は立体的な高低差のある庭で、外の世界と切り離されたような雰囲気があります。

雨が降った後だったので、庭石や木々が潤いのある艶やかな気配を帯びていました。

深い軒のある北側の縁側は少し暗く感じましたが、その分奥庭の明るさと明暗があって、

いっそう縁側が趣深く感じました。

居心地が良くて、夏はとっても涼しそうです。

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室内からみた奥庭も風情があります。

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茶室の入口は頭上注意です↓

天井が低く、落ち着きます(ごろごろしたくなりますね)

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ついつい廊下の床の貼り方も気になってしまうのは仕事柄かもしれません。

床1枚1枚が、流れるようにつながっていて、

不思議と奥へ引き込まれるような感じがします。

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わびさびを感じられる日本の伝統建築、機会があれば見に行ってみてください。