耐震等級３は必須なのですが・・・

ブルースタイルの倉本です。

「耐震等級３」についてお話します。

「耐震等級３」は　消防署や警察署など、災害時に機能を維持すべき施設と同等の耐震性能です。

また、震度6強〜7程度の大地震でも倒壊・崩壊しないことが想定されています。

「なぜ重要なのか？」

命を守る→大地震でも建物が倒壊しにくく、避難の時間を確保できます。

地震後も補修なしで暮らせる可能性が高く、生活の継続性が保たれます。

耐震等級3を取得していると、最大50%の割引が受けられることもあります。

「等級の違い」

「耐震等級３がいいのですが、実は　2つ存在します。

①性能表示計算で耐震等級3を取得する方法

　かんたんに言うと、「健康診断の問診票だけで"健康"と判断する」ようなものです。

　構造計算は行いません。

②許容応力度計算での耐震等級３を取得する方法

　こちらも簡単に言うと、「血液検査・CT・MRIまでやって"健康を証明する」ようなものです。

　すべての部材（柱・梁・基礎など）にかかる力を一つずつ計算し建物全体の構造安全性を数値で裏付けるものです。

結論としてはどちらも「耐震等級３」なのですが、信頼性と安全性は別物です。実際、性能表示計算での耐震等級3は、

許容応力度計算で見ると等級2相当になるケースもあります。だからこそ、命を守る家づくりには

「許容応力度計算による耐震等級3」が推奨されているんです。

建築会社を検討する場合の判断基準になるものです。

安心安全なお家づくりにはどちらが自分たちの家づくりに必要なのかを、考えてみてください。

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